【水族館制覇の記録】 お寺と水族館で日本らしさを考える。 京都水族館に行ってきたよ。
「人生でやりたい100のリスト」ー3:全国の水族館を制覇する。をクリアすべく着々とお出かけしております。
名古屋から高速でびゅーんと走ること2時間。内陸の京都市になぜ!?と話題になった、京都水族館へ行きました。
緑豊かな梅小路公園の中にあるこの建物は、水族館というより美術館のような佇まいでした。水族館にありがちなブルーにペイントされたアスファルトの四角い建物ではなく、光を取り込んだり、木を使ったり、自然との調和を意識したであろう建物です。
イルカのショーの背景が、海ではなく緑と新幹線なのも新鮮な光景。
何を撮ってもいい写真になるのは、光や水の量、見せる角度、位置など、展示の仕方がいいからでしょうね。
(下の娘よ、あなたは何を見てるんだい?)
ああ、写真でも癒される・・・。
ガラス越しのペンギンって、ガラスが汚かったり、水滴が付いていたりで、きれいに見えないところも多いのですが・・・、
換羽の具合もよく分かるくらい、近くできれいに見えます。
京都に水族館が必要か?と賛否両論あったようですが、私はとてもいいと思いました。特に入ってすぐのオオサンショウウオは、京都の水族館ならでは感もあり、一見の価値ありです。てか、知ってました? オオサンショウウオが京都の川にいるって。その事実だけでも、驚きです。・・・とか言って、写真ないんですが。上の娘ときゃっきゃと夢中で楽しんでたので、撮り忘れちゃったんですよね。
あと、お食事も京都水族館らしいメニューが揃えてあって、面白かったです。オオサンショウウオっぽい形をした、山椒味のからあげとか。京漬物ドッグや京野菜のスープもありました。これも写真ないんですけど。下の娘が早くご飯くれ!とばかりにぎゃーぎゃー騒ぐんで、撮る暇なかったんですよね。
スケールの大きさでは、そりゃ、八景島や名古屋港や海遊館にはかないません。イルカのショーの時間を入れても2時間で回れるくらいの広さです。平日のすいてる時間帯だったら、2時間かからないかも。でも、その大きさがちょうどいい。名古屋にあったら、仕事帰りにぷらっと寄って、一人で水槽眺めたい。名古屋港水族館は、ぷらっと寄るには大きすぎるんだよね。
この前行った京都水族館も、すごくデート向きな作りしてるなー、って思ったところ。水族館好きとしては、後半も楽しみー!
— acorn (@acorn10103460) July 14, 2014
これまでの常識を捨てよ!:水族館プロデューサー・中村元が語る、水族館改革に注目 http://t.co/FRCknJVGFx @radiokoshi_netさんから
デートにもぴったりだと思う。アシカやアザラシを見ながら、まったり座れるベンチがあったり、ちょっとこじゃれたカフェがあったり、子供の教育施設というよりも大人の癒しの場、といった雰囲気があります。お寺巡りの合間に水族館、っていうコースもこの規模だからこそ可能ですよね。京都に来たのに水族館で1日が終わるってのは、水族館好きでも不完全燃焼気分だもの。
実際、私も午後からは龍安寺へ。
外国の方はもちろん、日本人の私たちも、京都は"日本らしい"街だと思っているし、京都に"日本らしさ"を求めています。じゃあ、その"日本らしさ"って何か、と考えると、自然との調和によって生まれる文化だと思うのです。自然に寄り添って、自然を取り入れ、自然と共存する姿勢が、日本らしい文化を生んできた。
お寺って、言ってしまえば、人工物。人間が作ったものであって、自然のものではないのです。でも、そこに自然を感じるのは、上に書いたような姿勢で作られたものだからだと思うのです。
京都水族館が目指す方向も、きっと同じなのでしょう。
三方を山にかこまれた京都盆地には、山々がもたらす川の恵みがあります。
市内には鴨川(かもがわ)、桂川(かつらがわ)、宇治川(うじがわ)をはじめ、10もの一級河川が流れ、古くから「山紫水明の都(さんしすいめいのみやこ)」として独特の川文化を築いてきました。
たとえば、平安時代にはモノを運ぶために川が整備され、川にまつわる和歌が詠(よ)まれました。桃山時代には川床(ゆか)の風習がはじまり、江戸時代には友禅染(ゆうぜんぞめ)が登場。京の都はこうやって、川と共にあゆんできました。
(中略)
京都を愛するすべての方に、京都水族館が、かけがえのない存在となりますように。そして、心から楽しんでいただけますように。
山紫水明の街で、あなたをお待ちしています。
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